石垣・米原リーフチェック 速報
4月12日(日) 石垣島 米原のリーフチェックを実施しました。
当日は天候に恵まれ、穏やかな日のもとでリーフチェックを実施する事ができました。
参加者は関東地方、地元石垣に居住の方、ダイビングサービススタッフ等合計9名(チームサイエンティストの吉田さんを含む)で実施しました。
TS:(有)海游 吉田稔さん
協力:ダイビングサービス 島人
結果は
サンゴは3m、8mともに第一回調査の昨年からサンゴの被覆度は向上し、引き続き良好な状態である事を確認しました。
昨年との比較は
3m 63%から69.3%に向上
8m 59%から65%に向上
といったところです。数多く見られる卓状ミドリイシも順調に成長しているようです。
魚類もチョウチョウウオ等は同等数確認できました。
昨年1個体確認されたオニヒトデは今回は確認されませんでした。
詳細なデータは後日HPにUPされますので、こちらをご覧ください。
前夜に行われた事前ミーティングは調査参加者以外にサンゴに興味のある方など、合計15名を対象に行うことができ、TSの吉田さんから石西礁湖のサンゴの状態(被害大)の話を聴いて、現状の認識を高められたと思います。
このように成功を納めた今回のリーフチェックですが、調査地点から約10kmほど離れた石垣島北部(伊原間)ではオニヒトデが何層も重なってサンゴを覆っているという報告や、マンタで有名な石崎でも昨年と同様多くのオニヒトデが出現しているという話を聴くかぎり手放しで安心できません。
一昨年は白化が注目された石垣島周辺ですが、昨年/今年はオニヒトデの被害が拡大しそうです。
(調査翌日の八重山毎日新聞では西表島北部の鳩間島近辺もオニヒトデの被害が甚大で、個人的な駆除では到底まにあわないという大きな記事が掲載されていました)
調査ポイントの米原Wリーフは岸から離れているためか、今回はオニヒトデの姿が見られません
でしたが、今後も予断は許されないと思います。